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『深読みシェイクスピア』松岡和子/新潮選書

面白かったです。
こういう翻訳ものの原文のニュアンスや、ここでこう言い回し、こういう言葉の使い方をしているのはこういう意味がある、といったことを解説している本がけっこう好きだったりします。
それは単に対象となっている作品についてよく分かるから、というだけでなくて、その言語(この場合は英語)特有の考え方とか根っこみたいなものが多少なりとも感じられる気がするので。
言葉の表面にはなかなか現れないけど、その言語を母国語に持つ人たちには当たり前に共有されているはずの、イメージだとか認識だとか。
そういうものがたぶん本当はいちばん大事なんだろうなあ、と思うのです。
ある言葉を本当に理解するというのは、その言葉の依って立つ文化を理解するということなんでしょうね。
そしてこういう本を読むと、それがとても難しいことだというのを実感する。
言葉が違うだけで見ている世界がこんなにも違うものなのか、と。
たとえばだけど、ある言語で雨を現す言葉がひとつしかないとして、10種類の雨を表す言葉を持つ言語の人とは、やっぱり見ているものからしてまったく違うんでしょうね。

あとは、著者の方が蜷川さん演出のシェイクスピア作品の翻訳を手がけている方なので、その辺の裏話が出てくるのが舞台好きには興味深かったです。
訳文には表れていない本質を捉えてしまう役者の直感というか嗅覚というか、そういうものに凄いなあと思ったり。

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