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『ヒトラーの秘密図書館』ティモシー・ライバック/文藝春秋

評価:
ティモシー・ライバック
文藝春秋
(2010-01-07)

当たり前と言えば当たり前なんだけど、彼だって何もないところから生まれたわけではなくて、他の誰かや本に影響を受けて、それでああいう人物として形作られていったはずなんだよなあ、と。
生まれつき持っているものと、外から取り込んだものとそこからインスパイアされたものと。
その総和でひとりの人間が作られているんだとして、彼の(こういう言い方をしても良いならば)「異常さ」はその部分のどこかに由来するものなのか、総和の結果なのか。
こういうふうに切り分けること自体無意味なのかもしれないけど、読みながらそんなことを考えていた。
つまり、何かひとつ違っていたら、彼は彼ではなかったのか、それともたいして変わらなかったのか、ということなんだけど。

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